医療従事者

水虫が好む高温多湿|こまめに洗って感染を防ぐ

白癬菌の感染

3人の看護師

皮膚ならどこにでも

水虫は白癬菌が皮膚の角質層に寄生することによって起きる皮膚病の一種です。足の水虫が知られていますが、皮膚の角質層があるところならばどこにでも感染します。頭皮に感染したものをシラクモ、陰部ならばインキンタムシ、それ以外の皮膚に感染すればタムシ、あるいはゼニタムシといいます。いずれも原因になるのは同じ白癬菌です。足に多いのは靴を履く習慣によって白癬菌の繁殖に好都合な温度、湿度が保たれるからです。冬よりも夏の疾患というイメージが強いのもそのせいです。夏の、特に梅雨時のジメジメは水虫にとって最適な環境なのです。水虫が感染する仕組みは、感染している人から剥がれ落ちた皮膚の中に白癬菌が生きており、それを別の人が素足で踏むことから始まります。そのうえで皮膚の抵抗力が落ちていたりして菌の繁殖に都合のよい条件が整うと感染が成立します。

足を清潔にすることが大事

白癬菌は高温多湿のところを好みます。そのため、風呂場のマットなどが媒介の場所になります。不特定多数が使う公衆浴場のマットや家庭内でも誰かが水虫になっているとそれを介して感染が広がります。水虫に感染しないためには、足をできるだけ清潔に保つことが大切です。また、長い時間靴を履いているというのも、高温多湿という白癬菌が大好きな条件を満たしてしまいます。靴をはくという習慣がなかった江戸時代以前は水虫はこれほどポピュラーな皮膚病であったかどうか疑問です。靴を履いている時間を必要最小限にし、夏場などは草履やサンダルのように皮膚を開放できる履物に変えるのもひとつの予防策です。また、水虫になった場合、早めに治療して他の人に感染させない注意も必要です。子どもの水虫は親の誰かから感染するのが最も多いパターンです。